洗脳とクリスチャニティ

私は現在、齢40ですが、34歳の時にゴッドマザーのフィリピン人女性と出会って、6年になります。6年かけて、私はそれまでの悪事の埋め合わせをしてきました。彼女と出会ってなければ、なし得なかった離れ業を、彼女の強力な援助によって成し遂げることができました。洗礼を受けたのは3年前ですが、出会った当初から、彼女は私の人生の狂った軌道を全うな軌道に乗せようと努力してきてくれました。洗礼を受けた後は、神の意志によって自然に事が運びますので、おそらく、彼女にとって大変だったのは最初の3年だったと思います。異教徒の観点からしてみると、私の今の状態は、いわば、キリストに「洗脳」されているわけですが、仮にそれが洗脳だとしても、異教徒と違う点は、決して逆戻りしないことです。「ヨハネの福音書」風に言えば、飼いならされた羊で、キリストが羊飼いです。しかし、決して飼い主が変わることのない羊です。そのような絶対的な帰依に服している以上、ゴッドマザーを裏切ることもないでしょう。その点、後の3年は彼女にとっては大変、私は扱いやすかったと思われます。それがキリスト教で兄弟愛と呼ばれるものです。キリスト教系の新興宗教の中には、実際に「洗脳」を手段とする団体もあって、そこから宗教トラウマも生まれたりするそうなので、気をつけなければいけませんが、かといって伝統的な教会が無条件に信じられるわけではないことを、私は身をもって経験しました。私の場合は、ゴッドマザーがカトリックであった関係で、カトリックになりました。カトリック教会の良い点は、ある意味でシステマティックなところだと思います。私はそのシステマティックな組織の力によって洗礼を受けクリスチャンになりました。しかし、誰もがその恩恵にあずかるわけではないことを私は一人のカトリック信者として告白せざるを得ないわけです。そこでこのブログのタイトルは「たまたま」カトリックのブログとさせていただいているわけです。最近はエキュメニカル運動が起こって、カトリックとプロテスタントが歩み寄りを見せています。カトリック信者である私は、その点においてプロテスタントも否定しない立場をとっています。カトリックで幼児洗礼を受けたが神の恩恵にあずかることができなかったが、プロテスタントで再洗礼を受けてクリスチャンになったという人がいてもおかしくはないと思っています。第一、カトリックを破門になってプロテスタントを興したマルティン・ルターが筋金入りのクリスチャンですし、カトリックの禁を破って、世界で初めて英訳聖書を書いて死刑になったティンダルという人物がいて、のちの英訳聖書のルーツとなったという例もあります。何が正しい、誰が正しい、と一口には言えないのがキリスト教の世界なわけです。そういう意味では正教会も視野に入ってくるわけです。私の愛読するロシアの作家チェーホフは、筋金入りのクリスチャンです。ロシア人ですから正教徒です。日本正教会は大本山のギリシャ正教会から認知されていないそうですが、ロシア正教会からは認めらているそうです。皆さんの参考になればと思います。

キリスト教の概要

キリスト教に関する基本的なことをまとめておきました。

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