法悦のマグダラのマリア
今日、マニラ新聞というフィリピン関連のニュース・ウェブサイトで、今、フィリピンで起こっているイスラム国傘下の過激派組織による外国人拉致事件の記事を読み、拉致されたフィリピン人女性を含む4人のうち、カナダ人男性が殺害されたことを知りました。イスラム国は、一分間にわたり、カナダ人男性の斬首シーンをユーチューブで流したとのことで、私は、ヒトラーのユダヤ人虐殺に比類する残酷さを過激派組織に対して感じました。人を人と思わない、という意味で全く同じことだと思います。
それと同時にキリストの磔刑(たっけい)にも思いをはせました。私もキリストから救われた身として殉教できるだろうかと思いました。「私のために命を捨てる者は命を得るのである」とキリストは語っています。6月まで国立西洋美術館で開催されているカラバッジオ展で話題となっている、「法悦のマグダラのマリア」という絵を思い出します。殉教の姿を現す優れた絵であると私は考えています。これを描いた後、カラバッジオは文字通り殉教しました。同作をアップしておきます。
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